「へー、プロポーズされたんだ。
おめでとう」
「おめでとう?」
「なによ、幸せの絶頂でしょ?」
「そう、だよね・・・」
今日は、年内最後の出勤日。
奈緒とふたりで、ランチしながらクリスマスのことを話していた。
「奈緒は、結婚とか子どもとか考えたこと、ある?」
「あるよー、やっぱり結婚したら子どもはほしいかな」
「そっか、私は全然考えたことなくて。
伊勢くんに子ども早くほしいって言われて、初めて意識したんだよね」
「紗和らしいね」
「私らしいって、なに?」
「人生計画あんま立ててないとこ」
「はいはい、どうせ私は無計画ですよ」
「で、伊勢くんと霧島課長、どっちにすんの?」
「はい?
なんでここで霧島課長の名前が出てくんの?」
「だって、紗和は課長のこと気になってるじゃん」
「気になってなんかないし。
伊勢くんとのことも、札幌なら仕事やめなきゃなんないなとか、迷ってるだけだし」
「じゃあさ、伊勢くんといる時に課長のこと一回も考えたことない?
私の目はごまかせないんだからね」
「その自信はどっからくんのよ」
「だって、課長も紗和もお互いのこと気になりすぎて、視線投げまくってるもん」
「えっ?」
おめでとう」
「おめでとう?」
「なによ、幸せの絶頂でしょ?」
「そう、だよね・・・」
今日は、年内最後の出勤日。
奈緒とふたりで、ランチしながらクリスマスのことを話していた。
「奈緒は、結婚とか子どもとか考えたこと、ある?」
「あるよー、やっぱり結婚したら子どもはほしいかな」
「そっか、私は全然考えたことなくて。
伊勢くんに子ども早くほしいって言われて、初めて意識したんだよね」
「紗和らしいね」
「私らしいって、なに?」
「人生計画あんま立ててないとこ」
「はいはい、どうせ私は無計画ですよ」
「で、伊勢くんと霧島課長、どっちにすんの?」
「はい?
なんでここで霧島課長の名前が出てくんの?」
「だって、紗和は課長のこと気になってるじゃん」
「気になってなんかないし。
伊勢くんとのことも、札幌なら仕事やめなきゃなんないなとか、迷ってるだけだし」
「じゃあさ、伊勢くんといる時に課長のこと一回も考えたことない?
私の目はごまかせないんだからね」
「その自信はどっからくんのよ」
「だって、課長も紗和もお互いのこと気になりすぎて、視線投げまくってるもん」
「えっ?」