奈緒とケーキを食べながら、たくさん話した。
話してるうちに、涙があふれて止まらなくなった。
「紗和、自分だけが我慢すればいいなんて、間違ってる。
あとで絶対に後悔するから。
川島の言うことなんか、無視してればいいじゃん。
悪いことしてるヤツには、必ずバチあたるんだから」
「うん、わかった」
「それからさ、これは言おうか迷ったんだけど。
伊勢くん、私がエントランス着いた時に、まだ待ってたよ。
声かけたら、紗和が心配で、会ってくれないだろうけど来たって言ってた」
「そう」
「川島が無理やりキスしたんでしょ?
事故だと思って割りきれない?」
どうなんだろう。
伊勢くんのこと嫌いになったわけじゃない。
正直、グイグイくる川島さんに疲れてるんだと思う。
私が最もニガテなタイプの女子だし。
でも、伊勢くんを川島さんに渡したくない!みたいな、強い気持ちがあまりないのも事実で。
社内の気まずい雰囲気におされて、伊勢くんと距離を置きたいっていうのが、今の私の気持ちだった。
話してるうちに、涙があふれて止まらなくなった。
「紗和、自分だけが我慢すればいいなんて、間違ってる。
あとで絶対に後悔するから。
川島の言うことなんか、無視してればいいじゃん。
悪いことしてるヤツには、必ずバチあたるんだから」
「うん、わかった」
「それからさ、これは言おうか迷ったんだけど。
伊勢くん、私がエントランス着いた時に、まだ待ってたよ。
声かけたら、紗和が心配で、会ってくれないだろうけど来たって言ってた」
「そう」
「川島が無理やりキスしたんでしょ?
事故だと思って割りきれない?」
どうなんだろう。
伊勢くんのこと嫌いになったわけじゃない。
正直、グイグイくる川島さんに疲れてるんだと思う。
私が最もニガテなタイプの女子だし。
でも、伊勢くんを川島さんに渡したくない!みたいな、強い気持ちがあまりないのも事実で。
社内の気まずい雰囲気におされて、伊勢くんと距離を置きたいっていうのが、今の私の気持ちだった。