伊勢くんに続いて、真っ暗な部屋に入った。
「おじゃまします」
ドアが閉まると同時に、伊勢くんは私を抱きしめた。
「痛かっただろ?」
私の頬をそっとなでた。
「平気だよ」
「俺の前では無理すんなよ」
「無理なんかしてな・・・」
優しいキスで、唇がふさがれた。
「もっと愚痴ったり、本音言ったり、俺に頼れよ」
「うん、ありがと」
頭をポンポンなでられた。
「じゃ、夕飯作るか」
一緒にハヤシライスを作って、食べた。
楽しかったのに、なぜか霧島課長の悲しそうな顔がチラついた。
「明日会社だし、今日は帰るね」
「なんだよー、泊まってけばいいのに」
「だって、同じ洋服で出社したくないし」
「紗和・・・俺と一緒に暮らそう。
もうちょっと広い部屋探してさ、来年3月ちょうど更新だし」
嬉しかった。
けど、即答できなくて、どう言ったらいいのかわからなかった。
「ありがとう、考えてみる」
「あんま嬉しくなさそうだな」
「そんなことないよ、ビックリしただけ」
「ならいいけど」
伊勢くんに抱かれて、すべてに包まれて、やっと落ち着いた。
明日からも、頑張れそうな気がした。
「おじゃまします」
ドアが閉まると同時に、伊勢くんは私を抱きしめた。
「痛かっただろ?」
私の頬をそっとなでた。
「平気だよ」
「俺の前では無理すんなよ」
「無理なんかしてな・・・」
優しいキスで、唇がふさがれた。
「もっと愚痴ったり、本音言ったり、俺に頼れよ」
「うん、ありがと」
頭をポンポンなでられた。
「じゃ、夕飯作るか」
一緒にハヤシライスを作って、食べた。
楽しかったのに、なぜか霧島課長の悲しそうな顔がチラついた。
「明日会社だし、今日は帰るね」
「なんだよー、泊まってけばいいのに」
「だって、同じ洋服で出社したくないし」
「紗和・・・俺と一緒に暮らそう。
もうちょっと広い部屋探してさ、来年3月ちょうど更新だし」
嬉しかった。
けど、即答できなくて、どう言ったらいいのかわからなかった。
「ありがとう、考えてみる」
「あんま嬉しくなさそうだな」
「そんなことないよ、ビックリしただけ」
「ならいいけど」
伊勢くんに抱かれて、すべてに包まれて、やっと落ち着いた。
明日からも、頑張れそうな気がした。


