なんなのよ、まったく。
言い訳するなら、わざわざ旅行先ですることないじゃん。
でも、課長の予定表を見たら、出張や会議やセミナー出席が多くて、たぶん時間がとれないんだと思った。
伊勢くんが最近飲みに誘わないのも、そういうことかと納得した。
課長も伊勢くんも、普通の男にすぎないってことだ。
モテ期かも、って勘違いしてた自分が、バカみたい。
奈緒を飲みに誘い、不満をぶちまけたら、
「なんだかんだ言って、紗和も男を必要としてるってことじゃん。
よしよし、私が合コンセッティングするから、待ってなさい」
奈緒は自信満々な顔でうなずいた。
「師匠、よろしくお願いします」
「でもさ、伊勢くんは断ったって聞いたけど?」
「へっ?」
「好きな子がいるからって断られた、って伊勢くんに告白した子が私の後輩に泣きついたって聞いた。
伊勢くんの好きな子って、紗和じゃないの?
伊勢くんが忙しいのも、幹事だからかもよ」
言い訳するなら、わざわざ旅行先ですることないじゃん。
でも、課長の予定表を見たら、出張や会議やセミナー出席が多くて、たぶん時間がとれないんだと思った。
伊勢くんが最近飲みに誘わないのも、そういうことかと納得した。
課長も伊勢くんも、普通の男にすぎないってことだ。
モテ期かも、って勘違いしてた自分が、バカみたい。
奈緒を飲みに誘い、不満をぶちまけたら、
「なんだかんだ言って、紗和も男を必要としてるってことじゃん。
よしよし、私が合コンセッティングするから、待ってなさい」
奈緒は自信満々な顔でうなずいた。
「師匠、よろしくお願いします」
「でもさ、伊勢くんは断ったって聞いたけど?」
「へっ?」
「好きな子がいるからって断られた、って伊勢くんに告白した子が私の後輩に泣きついたって聞いた。
伊勢くんの好きな子って、紗和じゃないの?
伊勢くんが忙しいのも、幹事だからかもよ」


