「・・・ってことが、あったわけ」
私は土曜日をボーッと過ごし、これじゃダメだと奈緒に連絡して、日曜日にランチすることにした。
で、最近の出来事をこと細かく報告した。
腕組みしながら私の話を聞いていた奈緒は、
「で、課長に問い詰めたわけ?
そもそも、紗和は課長に興味なかったんじゃなかったっけ?
結局、伊勢くんにのりかえるわけ?
まー私は、伊勢くんを選ぶのが堅実だと思うけどね」
矢継ぎ早にまくしたてた。
「ごもっともです」
「確かに、課長はイケメンだし、仕事もできる。
紗和がなびくのも仕方ない。
けど、結局はゲス男だったってことでしょ。
課長や伊勢くんから連絡あった?」
「うん、課長は私に見られたこと気づいてなくて、月曜から水曜まで出張で大阪と福岡へ行くって。
伊勢くんは、大丈夫か?って心配してた」
「もうさ、課長からの連絡は拒否っちゃいなよ。
何を言われたって、言い訳にしかならないんだからさ」
奈緒の言う通りだ、って頭ではわかってるんだけど。
課長の本当の気持ちが知りたい。
あんなに『俺はチャラくないし、二股もしない』って言ってたのに。
誘い文句だったってこと?
胸の奥がギュッと締めつけられるみたいに、苦しかった。
私は土曜日をボーッと過ごし、これじゃダメだと奈緒に連絡して、日曜日にランチすることにした。
で、最近の出来事をこと細かく報告した。
腕組みしながら私の話を聞いていた奈緒は、
「で、課長に問い詰めたわけ?
そもそも、紗和は課長に興味なかったんじゃなかったっけ?
結局、伊勢くんにのりかえるわけ?
まー私は、伊勢くんを選ぶのが堅実だと思うけどね」
矢継ぎ早にまくしたてた。
「ごもっともです」
「確かに、課長はイケメンだし、仕事もできる。
紗和がなびくのも仕方ない。
けど、結局はゲス男だったってことでしょ。
課長や伊勢くんから連絡あった?」
「うん、課長は私に見られたこと気づいてなくて、月曜から水曜まで出張で大阪と福岡へ行くって。
伊勢くんは、大丈夫か?って心配してた」
「もうさ、課長からの連絡は拒否っちゃいなよ。
何を言われたって、言い訳にしかならないんだからさ」
奈緒の言う通りだ、って頭ではわかってるんだけど。
課長の本当の気持ちが知りたい。
あんなに『俺はチャラくないし、二股もしない』って言ってたのに。
誘い文句だったってこと?
胸の奥がギュッと締めつけられるみたいに、苦しかった。


