伊勢くんはしばらく電車に乗って駅で降り、近くのスーパーに寄った。
「おまえ、好き嫌いある?」
「ないよ」
「ふーん、ちゃんとしてんだな」
伊勢くんは慣れた手つきで、食材をカゴに入れていく。
「あの、さ、これからどこ行くの?」
「え、俺んちだけど?
夕飯作るから、食いながら話そうかと思って」
「え、悪いよ、傘貸したくらいでそこまでしてくれなくていいよ」
「傘もあるけど、大事な話があるから。
店では話したくないんだ」
どういうこと?
めっちゃ怒られるとか?
私、仕事で迷惑かけたっけ?
不安でいっぱいになりながら、伊勢くんちにオジャマした。
「どうぞ」
「おじゃまします」
シンプルだけど、キレイに片づいた部屋だった。
「おまえ、好き嫌いある?」
「ないよ」
「ふーん、ちゃんとしてんだな」
伊勢くんは慣れた手つきで、食材をカゴに入れていく。
「あの、さ、これからどこ行くの?」
「え、俺んちだけど?
夕飯作るから、食いながら話そうかと思って」
「え、悪いよ、傘貸したくらいでそこまでしてくれなくていいよ」
「傘もあるけど、大事な話があるから。
店では話したくないんだ」
どういうこと?
めっちゃ怒られるとか?
私、仕事で迷惑かけたっけ?
不安でいっぱいになりながら、伊勢くんちにオジャマした。
「どうぞ」
「おじゃまします」
シンプルだけど、キレイに片づいた部屋だった。


