覆面をした忍者のコスプレした男の人に「忍者として欲しい」と言われた。

私が昔からなりたかった憧れの職業。

勿論、なりたい・・・。

「あの!1つ聞きたいんですけど!」

華音は食い気味に聞く。

「忍者の仕事をしていても学校には通えますか?私、高校だけは出ておきたくて。」

「友達が居ないのに学校に行きたいのか?」

男は間髪いれずに聞く。

「いえ、友達はいません・・・。でも、私は大学に行って歴史・・・特に忍者の事を勉強したくて。」

男は察した。「こいつは本当に忍者が好きなんだな」と。

「なるほどな。安心してくれ、仕事は夜だから学校は行けるぞ。任務も有れば、修行もあるが1ヶ月の給料はそこそこ弾むぞ」

「分かりました!じゃあ私、忍者になります!よろしくお願いいたします!」