冷たい彼は私に溺愛





ーー水族館に着いた頃にはドキドキもだいぶおさまっていた。



私が大輝くんの服を掴んでいるのは変わりない。


「人、結構多いな。」
「本当だね。なんかイベントでもやってるのかな。」



言葉通り、その日は休日ってこともあって人が多かったけど……それでもいつもより多く感じる。


そしてここでも大輝くんが注目の的なのは変わりない。


女の子たちが大輝くんを見てキャーキャー言ってる………。


やっぱり人気者だなぁ。



大輝くんが視線なんか気にもしないで歩いていく。


その後も大輝くんは女の子の視線から無視していた。


それでも……大輝くんの存在が多くの人に知られてしまう。


いつもならそれで終わりなんだけど……



今日は少しだけモヤモヤした。
いや、気のせいかもしれない。



だけど女の子が熱い視線を大輝くんに送っているのを見るとモヤモヤが増えていく。




この気持ちが何なのか。
この時の私は初めてでわからなかった………。