ーー電車で揺られること1時間。
水族館の最寄駅に着いた私たち。
電車の中でも大輝くんは人気者だった。
携帯をこちらに向けていた人がちらほらいた。
そりゃこの容姿だもんね……。
改札を出て歩く中、私は大輝くんをちらっと見た。
綺麗な横顔……。
なんか、付き合う前は大輝くんのことかっこいい人、としか認識してなくてあまり見てなかったけど……
今近くで見るとそのかっこよさが余計にわかる。
肌も綺麗だし、どんな手入れしてるのかな……?
「遥、見過ぎ。」
突然口を開く大輝くん。
彼が少し顔を横に向け、私の方を見た。
その時初めて自分が大輝くんに見惚れていたと気づく。
顔の温度が上昇した。
「ご、ごめんなさい……!」
急いで前を向き、俯く。
は、恥ずかしすぎる……!
今日、私は大輝くんの気持ちに応え、自分の気持ちも伝えるための作戦を実行する予定だけど………
本当にできる……?
凛と考えた作戦を思い出すけど、全部恥ずかしいことばかり。



