「あ、俺もご褒美ほしいな。
俺が今度の古典のテストでいい点数とったら河野さん、デートしてよ。」
「えぇ!?」
いきなり木下くんに言われ、戸惑う私。
この前も似たようなこと言われたような……。
「はぁ?無理に決まってんだろ。」
「それを決めるのは大輝じゃなくて河野さん自身だよ。」
睨む大輝くんと爽やかに笑う木下くん。
2人ともかっこいいから絵になるな………って、ダメダメ見とれてる場合じゃない!
「デ、デートは流石に無理だけど……他にできることがあれば。」
「本当?じゃあお昼一緒に食べようよ。」
明らかにデートからハードルが下がり、それくらいなら……と言おうとしたら
「俺の彼女に手出さないでくれる?」
いつのまにか私の後ろに来ていた大輝くんは、私を後ろから抱きしめた。
「だ、大輝くん……!?」
「バカか遥。何こいつの思う通りに動いてんだよ。」
背中から伝わってくる、温もり。
胸がドキドキと高鳴る。



