「それでこうなるのか!すごい…!
河野さん、古典の先生より何倍もわかりやすいよ!」
「そ、そんなことないよ…。」
しばらく経って全て教えた終えた私。
木下くんは私の説明でも理解してくれたから良かった……。
もともと賢いから理解できて当たり前だよね。
「こんなに古典が理解できたの初めてかもしれない。」
嬉しそうに笑う木下くんは可愛かった。
そして私はふと、大輝くんと凛の方を見ると……
凛は固まっていた。
どうしたのかと思っていたら……
「遥………あんたの彼氏、やばいわね………。」
と言ってゆっくりと私を見た。
「………?」
「武本くん、教え方うますぎてやばい!
私絶対、次の古典の点数は遥越えるわ!」
「それは無理。お前に遥を越えれるわけないだろ。」
「いや絶対にいける!
武本くん、あんたさすが学年1位だわすごいよ!」
「お前に褒められても嬉しくねぇ。」
凛が何を言おうといつも冷たく返す大輝くん。
「河野さんもすごく教え方うまかったよ。
俺も今回はいい点数取れそうだな。」
「それはお前の理解力の問題だろ。」
今度は木下くんにまで冷たく言う大輝くん。
どこまで彼は素っ気なく、人に冷たいのかな…?
「でも本気でもっと上目指せたよね?
なんでこの高校来たの?」
凛が大輝くんに質問した。
実は私も知りたかったことだった。



