冷たい彼は私に溺愛





「遥より俺の方が賢いから俺が教える。
遥には近づかせるかよ。」




た、確かにそうだ……。
大輝くんの方が賢いから大輝くんが教えた方がいい。




でも、木下くんは笑顔を崩さずに言った。




「俺は河野さんに教えてもらうから。
さ、河野さんこっちにおいで。」




ぽんぽん、と木下くんは自分の横の床をたたいた。




この場合、私はどうすればいい?




私は凛の方を見る。
凛は私を見てにやりと笑った。





「仕方ない、私が間に入ってあげよう。
武本くんは私に古典教えてよ。私もできないから。



それで遥は木下くんに教える。
これでいいでしょ?」




「はぁ?なんで俺がお前に教えないといけねぇんだ?……お前はどっちの味方なんだよ。」




「味方?私は中立だよ。
だから今回は遥と木下くんの方が先に約束してたでしょ?




だから優先順位はそっちだよ。
残念だけど今回はあきらめるべきだね武本くん。」




凛はにこにこ、いやニヤニヤと楽しそうに笑っていた。