冷たい彼は私に溺愛





………そして現在に至る。




最初から気まずい空気は流れていたから、特に会話をすることもなくすぐに勉強が始まった。




各自で勉強を開始し、ずっと沈黙が続いている。



…………私は別にいいんだけど………木下くんに古典教えなくて大丈夫かな…?




やっぱり自分で勉強した方がはかどるに決まってるよね。





私は木下くんをちらりと見た。
すると私の視線に気づいたのか、木下くんもこちらを向いた。




木下くんはにこりと笑い、沈黙を破った。





「河野さん、今古典教えてもらってもいいかな?」





大輝くんと凛は書くのをやめ、私と木下くんを見た。




「あっ、いいよ……」と言いかけた時。




「どこがわからねぇんだ?俺が教えてやるよ。」




と、私と向かい合っていて木下くんの横に座っている大輝くんが言葉をかぶせてきた。




「………俺は河野さんに頼んでるから大輝は自分の勉強に集中したらいいよ。」




木下くんは大輝くんを見て言った。