ーーその日の帰り。
私は大輝くんと帰っていた。
結局勉強会は4人で行うことになり、場所は木下くんの家になった。
「遥………なんで木下と2人で勉強しようとしてんだよ。」
帰り道を歩きながら、不機嫌な表情に低い声で私に言う大輝くん。
怒ってる……?
「ごめん……。でも、勉強教えてくれるだけだったから………。」
「そんなわけねぇだろ。男の部屋で2人きり、これどういう意味かわかるか?
俺は頑張って我慢できたとして、あいつになんかできないに決まってる。
もっと木下を警戒しろ、バカ。」
我慢?
何を我慢するの?
大輝くんの言葉の意味はわからなかったから、返答に困っていたら……
「ていうかなんで俺に勉強聞かねぇんだよ。」と言われた。
そんなの……
「勉強の邪魔したくないし、私バカだから……。」
「はぁ?そんなの遥のためなら喜んで教えるに決まってるだろ?」
よ、喜んで教えてくれるの……!?
「バカすぎて呆れちゃうよ?」
「遥がバカってすでにわかってるから。」
「な………!」
それはそれでショックだった。



