「………木下と喋りすぎなんだよ。
しまいにはかっこいいとか言い出すし。
なんで他の男にかっこいいとか言ってんの?」
あっ……。
確かに朝、木下くんにかっこいいって言った。
だけど、それで怒ってるってことは、もしかして………
「嫉妬、ですか?」
心の中で思っていたつもりが、言葉に出てしまっていた。
どうしよう!
もし嫉妬じゃなかった時、恥ずかしすぎてもう2度と大輝くんの顔見れないよ……!
あたふたする私。
「やっぱり聞かなかったことに………」
聞かなかったことにしてほしい。
そう言いかけた時、私は大輝くんに……
唇を重ねられた。
それは軽く触れる程度のキスなんかじゃなくて……
「………んっ……」
深く、長いものだった。
息が苦しくなって大輝くんの肩を押そうとし、ようやく解放された。



