冷たい彼は私に溺愛




そしたら突然、グイッと引っ張られてバランスを崩しベッドに倒れこんだ私。




その時、何かに包まれたような気がした。




あまりにも急な出来事で、私は今の状況を飲み込めないでいた。



とりあえず………今、私は………





仰向けで寝ているはずの大輝くんの上にいて、背中に手を回されていて………




抱きしめ、られてる……?




「捕まえた。」
至近距離に彼がいて、私の耳元でそう囁いた。




「大輝、くん……?起きてたの……?」
「何本気で心配してんの?俺、普通に元気だから。」



えっ……?
どういうこと……?




「元気なのにどうして保健室にいるの?」




「そんなの決まってるだろ。遥と二人きりになるため。俺が途中退席して保健室に来たら遥、絶対心配して来るだろうって思ったから。」




「………!?」




嘘……!
そんな企みがあったなんて……。





全然気づかなかったし、そんなの気づかないに決まってるよ。