ーー保健室に着き、ドアの前で息を整える。
大輝くん、寝てるかな。
そう思いながらコンコンッ、と小さくノックしてドアを開ける。
中に入ると先生はいなくて、一つだけベッドの周りのカーテンが閉まっていた。
もし大輝くんじゃなかったらどうしようと不安に思い、そーっとカーテンの隙間から覗いてみると……
う、わぁ……。
思わず声がでそうなほど、綺麗な寝顔をしているいる大輝くんがベッドの上で眠っていた。
これは、写真に収めたいぐらいだ……。
そんなことはしないけど。
「失礼します……。」
私は小声でつぶやくように言い、ゆっくりと音を立てないようにカーテンの中へと入った。
寝顔の破壊力がすごい。
そりゃ学校1のイケメンに決まってるよ。
寝ているってことは相当体調が悪いんだろうな。
授業の途中で抜けだしたことって多分一度もなかっただろうし……。
「大輝くん……。」
何で言ってくれなかったの?
心配かけさせないため?
私はベッドに近づいた。
この時の私は明らかに油断していた。
本気で心配しながら………彼の寝顔を見つめていた。



