やっぱり私は大輝くんには敵わないようで。


「なんだよそんなににやけて。
変顔か？」


「ち、違うよ……！ただ、やっぱり大輝くんじゃないと嫌だなぁって。」
「………。」

本心を言ったら突然大輝くんが黙りだしたから不思議に思い彼の方を見る。


そしたら………
「え……？大輝くん……？」


「………たく、不意打ちでそういうこと言うのはずるいな。」


ほんのり頬を赤らめていて照れているようにも見えた。


「………まあでも………俺も遥しか受け付けてねぇから。


もう絶対離さねぇし今度こそ絶対に遥を守るからな。」


大輝くんは真剣な表情で私を見つめた。


「………大輝くん………。
何があっても私を離さないでね。」


私からも大輝くんにお願いした。


これからもずっと大輝くんのそばにいれますように。


大輝くんにお願いしたのとは別に私は心の中でそう願った………。





END