冷たい彼は私に溺愛




………それから数分経ったけど中々店員が来ない。


チラリと厨房の方を見ると、何人かの店員が揉めていた。


「私が……!」
「ここは先輩の………!」


店員たちは私たちの方を見ながら何やら話していた。


正確にいうと木下くんをチラチラ見ながら揉めていた。


きっと誰が木下くんというイケメンのメニューを聞きに行くのかということだろう。


しかもこの店に入ってからすごい女の人たちの視線を感じます。


大輝くんと同じで木下くんも一緒にいると道を歩くだけで周りの視線が痛い。


結局1番年上らしき店員がここに来た。
「ご注文をお伺いします。」


その店員は木下くんの方をチラチラと見て頬をほんのり赤く染めていた。


絶対にこの人惚れたな。


結局木下くんが私の分も頼んでくれた。


最後の最後にようやくチラリと私を見た後、去っていった。


その時の顔がいかにも
『私の方が可愛い』というような感じだったのは考えすぎだよね。