あぁ……まただ。
また誤解を生ませてしまった………。
だけど木下くんは強く私の手を握り、振り払おうにもそれができなかった。
「あの、木下くん。手を離してください。」
「なんで?」
「そんなの、付き合ってないからに………」
「前から思ってたんだけど河野さんって横に並ぶと本当に小さいよね。」
見事に私の言葉がスルーされた。
こういう強引なところがあるのが意外だ。
「今日は河野さんが好きそうな店に連れて行ってあげるね。」
いつもよりさらに上機嫌に見える強引な彼に私はついて行くしかできなかった………。
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