冷たい彼は私に溺愛




このまま時間が止まってほしい。
心の中でそう願っている自分がいた。


すると突然、大輝くんが私の両頬をつまみだした。


「だ………だいひく……?」
「………ははっ、ぶっさいくな顔。
嘘だからな。楽しんでこいよ。」


そう言って笑い、大輝くんは私から離れて下履に履き替える。


それを見て今度は胸が痛み出す。


あぁ、もう私と大輝くんは友達に戻ったのだと。


これが友達と恋人の境界線なのだと思うと…………泣きそうになる。


「じゃあな、また明日。」


大輝くんはそう言い残し、私に背を向け歩き出した………。