冷たい彼は私に溺愛




「………遥、もう行ってると思ってた。
今日、木下とデートするんだって?」


木下、デート。
その2つのワードに反応する。


「………。」
私は何も言わずに黙りこんだ。


「本当に付き合ってんの?」
「違うよ……!付き合ってない…!」


その言葉を聞いて、私は大輝くんに誤解されたくないと思い急いで嘘だと言った。


凛と大輝くんだけは木下くんのことを信じてないと思いたい。


恐る恐る大輝くんを見ると………


「じゃあ、行くなよ。」


大輝くんが近づいてきた。


そっと大輝くんの手が伸びてきて、私の髪に触れた。


それだけなのに胸が高鳴る。
大輝くんの真剣な瞳が私を捉えていた。