「もし私とか他の女子がこんなことされたら嬉しいと思うけど、遥の場合は違うでしょ?」
「………うん……。」
「じゃあここで負けちゃダメ!
ここにきて木下くんが本性を現したからね。」
凛は私に強く忠告した。
私は何回も頷く。
「だから気をつけなよ?」
「………わかった。」
「あんまり木下くんに押し負けてたら武本くんが怒るからね!」
大輝くん?
なんで大輝くんが怒るの?
「好きな人には他の人と仲良くしてほしくないもんなのよ。」
「………?」
凛の言っている意味がわからなくて首を傾げた。
「まあいいや。ほら、行くよ?
もう教室誰もいないし………。鍵は返しとくから行きな。」
凛はそう言うと立ち上がった。
「ありがとう。」
とお礼を言い、私は教室を出た。



