冷たい彼は私に溺愛




………先生はいい人なのか悪い人なのかわからないな。


でも今回はすごく感謝するべきかもしれない。


朝のままで終わっていたら、本当に後悔しかなかったかもしれないから。


「とりあえずこれ、終わらせようぜ。」


大輝くんの声で我に返る。


「そうだね。」
なるべく平常心で、大輝くんと向かい合わせに座った。


……しばらくはお互い口を開かず手だけ動かしていた。


そしてはじめに口を開いたのは大輝くんからだった。


「………ごめんな、遥。」
「え……?」


突然の謝罪に戸惑う私。


むしろ謝るのは私の方なのに………。