「友達………へぇ、友達かぁ。……ふふふっ。」
乃亜ちゃんは高い声で笑い出す。
「………乃亜ちゃん……?」
どうしたの?
そう聞こうとしたら
「乃亜!準備できたよ。」
「お待たせ〜」という声がして2人の女の子が体育館倉庫に入ってきた。
その2人は私と面識がない人たち。
手には……水の入ったバケツを1つずつ手に持っていた。
うそ……もしかして………。
何で私はいつもこうなんだろう。
この状況になるまで危険と気づかないなんて。
この間は水をかけられる前に大輝くんが助けてくれた。
でも今回は絶対に助けは………ない。



