ーー「えぇっ!?き、キスをされた……!?」


「しっ!声大きいよ………。」


昼休み。
いつもは教室で食べているけど、今日は中庭で食べている私たち。


『気にしないで話して』と言う凛の言葉に甘えて、私は昨日の出来事を話した。


すると凛は目を見開いて驚いていた。


「多分木下くんのことだろうとは思ってたけど………まさかそこまで行動を起こしていたとは………。」


驚くのも無理ないよね。


「………でも……今は遥が一番追いつめられてしんどいよね……。全然私を頼ってくれていいから!いつでも話してね。」


凛は優しく微笑んだ。


「凛………。」


そんな凛の優しさに泣きそうになるのをぐっとこらえた。