ーーその日の夜。


「………。」


1人、ベッドに潜り込んで目を閉じるけれどなかなか眠れない。


その理由は一つしかない。


それは………今日のことをどうするか。


大輝くんに正直に話すべき?
でもそんなこと………私には言えない。


傷つけたくないし、何より私はひどいことをしてしまったんだから。


もし大輝くんが他の女の人と…………
そう考えるだけで胸が苦しくなる。


大輝くんの気持ちを裏切りたくない。


私の中で大輝くんの存在は大きくて………言ってしまったら全てが崩れてしまいそうで怖いんだ。