冷たい彼は私に溺愛






その気持ちが強くて、私はここが廊下だということを忘れ、木下くんに本心を言った。



「見たい……!絶対かっこいいよ!」



もちろん大輝くんが近くにいることも考えずに。


……静かになる廊下。



そこで初めて、自分が恥ずかしすぎることをみんながいる前で言ってしまったのだと理解した。



「遥、大胆な発言ね……。」



凛でさえも驚いている。



私、今、かっこいいってみんなの前で堂々と言ってしまった………



恥ずかしすぎてその場から逃げたくなる。
でも逃げる前に大輝くんが私の目の前に来た。



「あ、えっと……ごめんなさい……!
大輝くんに恥をかかせちゃって……!」



最悪だ私。
なんて失態を……!



「はぁ?何言ってんの。
むしろ嬉しすぎるんだけど?」



謝る私の頭の上に大輝くんは手をおいた。



そして、笑った。
私がいる前でしか見せない笑顔だった……。