冷たい彼は私に溺愛




大輝くんのお母さんの言い方を聞く限り、そういうことになる。


その時ふと、ある人物が頭に浮かぶ。


長い前髪に眼鏡、いつも1人で座って何かをしている静かな男の子の姿を………。


「あの………!
大輝くんのこと、詳しく聞かせてくれませんか?知りたいんです、彼のことを。」


気づけば私はその言葉を口にしていた。


大輝くんのお母さんは一瞬驚いた顔をしたものの、すぐ優しい笑顔に戻り


「もちろんいいわよ。」と言ってくれた。


そういえば私、大輝くんの昔のことなんかほとんど知らない。


だから少しでも彼のことを知りたいと思ったんだ………。