冷たい彼は私に溺愛




ーー土曜日。


「お、大きい……!」


大輝くんの家は大きかった。
漫画に出てくるような豪邸、まではいかないけれど、大きくて広かった。


入ってすぐに庭があり、木が何本も立ち並んでいた。


大輝くんは私を迎えに来てくれ、一緒に来たから横にいる。


「そんな驚くほど大きくねぇから。」


いやいやいや、大きいよ……!
なんか車も数台あるし……!


「ほら、早く入るぞ。」
「あ、うん…!お邪魔します……!」


私は大輝くんの後ろについて行き、恐る恐る家の中へと入る。


すると………


「きゃーっ!いらっしゃい!
あなたが大輝の彼女の遥ちゃんね!!」


家の中へ入るなり、すっごく綺麗なお姉さんらしき人に抱きしめられる私。


「可愛いわぁ、大輝にはもったいないくらい可愛い!!」
「おい、遥苦しそうだろ、離せって。」
「そんなん言っちゃって、さてはヤキモチだなぁ?」


お姉さんはそう言いながらも私を離し、真正面からじっと見つめてくる。


「こ、こんにちは……。
あ、あの、大輝くんってお姉さんいたんですね……!」


大輝くんは一人っ子って聞いてたはずなんだけど………まさかお姉さんがいたなんて。


と、思っていたら突然大輝くんのお姉さんに笑われた。