そして次の授業の準備をしていたら、凛が私の席に来た。
「遥!おはよ!」
これまた木下くんと同様、いつも通りのテンションだったからまた戸惑う私。
「昨日は困らせちゃってごめんね。
でももう大丈夫だから。」
凛は木下くんに聞こえないように、小さい声でそう言った。
それはどういう意味の大丈夫、なのか。
私にはわからない。
「だけど私、やっぱり木下くんの応援するって決めた!」
今度は木下くんに聞こえるくらい大ききな声で言った凛の感情はあまり読み取れない。
さすがの木下くんも驚いた顔でこちらを向いた。
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