冷たい彼は私に溺愛




「き、きのした、くん……?」


状況がわからない。


今、私って後ろから木下くんに抱きしめ、られてる………?


「河野さんってここまでしないと気づかないんだね。」


いつもより木下くんの声がはっきりと聞こえるのは距離が近いからだろう。


木下くんの意図が読めない。


だって普通、こういうことするのって好きな人に対してでしょ?


だったらどうして私なんかに………


「俺、河野さんが好きなんだ。
でもその時にはもう河野さんの隣には大輝がいて、手遅れだなって思った。」


木下くんの言葉に私はただただ驚くことしかできなかった。


木下くんが、私のことを好きって、言った………?