気づけば私は、強く自分の手を握りしめていた。 ドクン、ドクン… 「4番、平田綾乃。5番、田中葵。6番、都築花。」 この順番で行けば、7番である私が呼ばれるはずだ。 お願いっ! 「8番、山岡ゆうな。9番、園田絵里奈。以上だ。」