「ゆずちゃん、行くわよー?」 「ちょっと待ってー、お母さんー!」 私は自分の部屋をバタバタ。 ショッピングモールに行くというのに、私の赤いリップがないのだ。 「あれ、どこやったっけなぁ…」 ポーチを探しても、たんすを見てもない。 「ゆずちゃん??」 やばい、お母さんがちょっと怒ってる…! 私は諦めて、わかったわかった!今いくよ!と言い、玄関へダッシュした。