大ちゃんは微笑んでいた

心臓がとても大きな音でドクン ドクン と大きな音で鳴ってるのが自分でもわかっていた

『大ちゃん?なんで…』

私の声は震えていた

『好きな人同士はねキスをするって事が当たり前なんだよ』

と言って、笑っていた

当たり前なんだ…ね

大ちゃんが言う事は間違いないはずだもん

私は大ちゃんを好きで大ちゃんは私を好き

だからチューをした

ママやパパが私を抱いてチューしてくれるのも同じって事なんだよね?

それから何度も2人で休み時間に螺旋階段でキスをしていたんだ

軽く唇を合わせるだけ

好き同士なんだからキスをするのは当たり前

大好きな大ちゃんとキスをしているのが私にはとても嬉しかった

今までよりももっと近くに、大ちゃんを感じる事が出来ていた

それなのに、なぜかお友達やママ、パパには言えないままだった

何か悪い事のような気がしていたからだった