中学2年になった

私は部活と家庭生活を両立している毎日

弟も小学生になった

同じ部活の友達に好きな人が出来た

『千穂、協力して!』

『まかせてよ!』

胸を張って答えた

その彼の好きな人を聞き出そうと頑張ってみた

私も入れてだけど一緒に帰れるように仕向けたりもした

私としては上手くいっているはずだった

2人が付き合うのも時間の問題だろうと勝手に思い込んだ

ところが、上手くはいかなかった

友達に呼び出されて現実を知った

『あたし、告白したの』

『え?それで何て?』

私は何の躊躇いもなく友達の返事を期待した

『千穂が好きだって』

『え?』

予想もしてなかったその言葉

友達の目から大きな滴がこぼれ落ちた

でも友達が強い子で助かった

『千穂なら、いいよ』

散々泣いたあと笑顔でそう言った