パパの発言を笑いながら一蹴りすると徐々に昨日の記憶が浮かび上がる。 夢で酔っ払いに殴られた頰が微かに疼いた気がした。 持っていた箸を落とすと私は洗面所へ駆けた。 そんなはずはない。 あれは夢で現実に起こったことではないのだから。 ガラガラッッと洗面所の扉を横に開くと鏡に映し出された私の右頬が青く腫れていた。 「なんなの…これ……」 昨晩、幕末で過ごした記憶が蘇る。 土方、総司、平助、近藤さん…。 そう言えばこの名前…聞き覚えがある。