気づいて、好き。




「雅さん…私の、お姉ちゃんの事が…好きだから…」



そう言うと、目を見開く千疾さん。



「…いつも、私の近くにいるのに…なのに、遠いんです…」



手は届くけど、心だけは届かない距離。





「…泉ちゃん」