「今イベ走ってるから忙しい」

「むー、またゲーム?
 いいなーゆうちゃんに構ってもらえて」

私がオタクと知ってもなお仲良くしてくれる
  みのりには、言わないけれど大切な存在。

「放課後は、彼氏迎えに来るんでしょ?」

同性の私から見ても可愛いみのりはモテる

確か付き合い始めて1年の彼氏が他校にいる

「そっそうだけどさ、やっぱりゆうちゃんと遊びたいんだもん!」

はぁ、、、
なんだかんだ言っても、私はみのりに甘い

「イベ終わったら遊ぶ?」
「やった!!」
「ただし、テスト勉強ね」
「えっ、ゆうちゃんひどい」
「そんなこと言ってると教えないよ?」

頭をフル回転させてなにかを、
考えている様子のみのり。

この顔をしているときはいいことがない。

そっと離れようと後ろに下がった。