「えりはさ、好きな人いないの?」
いつの間にか話が恋バナの方へ進んでいき、私へと話が振られる。
ーーーー知ってるくせに。
怪しい笑みを浮かべながら話を振った、梶田 紗理那(さりな)に、思いっきり表情でそう訴えると、
「ははっ、ごめんって。えりがかわいくて、つい。ね?」
女子から見ても魅力的な笑顔で、かわいく言われても、今はさりなが悪魔にしか見えない。
というか、いま話をしている3人とも、私の好きな人を知っているのだ。
私たちは4人グループで基本集まっていて、特に仲が良いさりなと、お姉ちゃんみたいに頼れる存在のあかり、とにかく明るくて場を盛り上げられるすず。
優しくて、楽しいこの3人が私は大好きだ。けど、ちょくちょく私をいじってくるところはいただけない。
