「……えー、なにそれ、ひどっ!」
「そー、せっかく勇気出して告ったのに
さ、即答だよ、即答。なんなのアイツ!
もう、あんなののどこが好きだったのか忘
れたし!」
「次の恋いっちゃえー!」
盛り上がるような行事もしばらく無く、同じような毎日が続いてるこのクラスで、ひときわ目立っていたこのグループに、ひたすら沈黙していた私、岡 英里はひそかに思った。
(そんなふうにすぐ心変わりするって、見抜かれたんじゃ?)
なんて、言える訳がなく、心の中でとどめておく。なぜなら、恋愛経験豊富な他の3人と比べて、私には恋愛経験がほとんど無いから。
「いやいや、えりに言われたくないわー」
とか地味にグサッとくることを、私の友達は悪気なく言ってしまいそうだから、絶対に言えない。
