「そうやって言ってくれる人がいなくなったから」
「いるだろ。霧島(きりしま)とか」
「なんで……燿(よう)くんが出てくるの」
霧島燿(きりしまよう)
高校のひとつ上の先輩でずっとおなじ生徒会にいたから自然と仲良くなっていた。
イケメンで頭脳派なくせに社交的で。
そんな燿くんのファンに呼び出されたこともあったっけと懐かしく思う。
「今あいつのこと考えてるだろ?」
気がつけば、学くんの顔がすぐ側にあった。
「だって学くんが燿くんの名前出したんでしょ」
「妻になるやつがほかの男のこと考えてもいいと思ってんの?」
「いや、だから……んっ」
そういうわけじゃなくて!って反論をしたかったけど。
その言葉は、学くんの唇によって遮られた。
「俺の奥さんになるためにここに来たんだよな?」
「そうだね」
好きでもない人でもいいと思ってた。
好きな人にはもう会えないと思っていたから。
「だったらよそ見するな。妻でいるうちは」
「はい……」
最後の言葉に違和感を覚えたけど。
でも、ずっとこの人をみていたい。
その思いのほうが強かった。
「いるだろ。霧島(きりしま)とか」
「なんで……燿(よう)くんが出てくるの」
霧島燿(きりしまよう)
高校のひとつ上の先輩でずっとおなじ生徒会にいたから自然と仲良くなっていた。
イケメンで頭脳派なくせに社交的で。
そんな燿くんのファンに呼び出されたこともあったっけと懐かしく思う。
「今あいつのこと考えてるだろ?」
気がつけば、学くんの顔がすぐ側にあった。
「だって学くんが燿くんの名前出したんでしょ」
「妻になるやつがほかの男のこと考えてもいいと思ってんの?」
「いや、だから……んっ」
そういうわけじゃなくて!って反論をしたかったけど。
その言葉は、学くんの唇によって遮られた。
「俺の奥さんになるためにここに来たんだよな?」
「そうだね」
好きでもない人でもいいと思ってた。
好きな人にはもう会えないと思っていたから。
「だったらよそ見するな。妻でいるうちは」
「はい……」
最後の言葉に違和感を覚えたけど。
でも、ずっとこの人をみていたい。
その思いのほうが強かった。



