放課後。
須王に絵のモデルをしてもらうため、空き教室へ誘う。
この場所を選んだのは、須王とふたりきりになるため。
この絶好の機会に、須王を落とそうと思っていた。
「そこに立って。振り返って僕を見て」
僕の指示通りに、須王はポーズしてくれる。
僕の捻挫を気にしてか、無茶な要求にも応えてくれる。
好きな女の子が、僕の思い通りに動いてくれる。
1年も片思いしてた僕は、この快感に溺れ、調子に乗って、彼女にいろんなポーズをさせてしまった。
ゆるく巻かれたセミロングの髪。
まるでハーフのような、目鼻立ちのはっきりした綺麗な顔。
抜けるように白い肌。
抜群のプロポーション。
そんな、ヴィーナスのような美女が、恥ずかしげに僕の要求したポーズをして、見つめてくる。
僕は心の衝動を抑えきれず、彼女のすぐ近くまで行ってスケッチを始める。
もっと近くで、最高に綺麗な彼女を見たい。
まばたきするのも惜しいくらいの気持ちで、彼女を夢中でスケッチした。
はずかしそうにポーズをする須王は、彼と深い仲にはなっていないように見えた。
今なら、まだ間に合うんじゃないか?
彼と深い仲になる前に、僕を見て。
今なら、彼を忘れさせてあげれるかもしれない。
須王に絵のモデルをしてもらうため、空き教室へ誘う。
この場所を選んだのは、須王とふたりきりになるため。
この絶好の機会に、須王を落とそうと思っていた。
「そこに立って。振り返って僕を見て」
僕の指示通りに、須王はポーズしてくれる。
僕の捻挫を気にしてか、無茶な要求にも応えてくれる。
好きな女の子が、僕の思い通りに動いてくれる。
1年も片思いしてた僕は、この快感に溺れ、調子に乗って、彼女にいろんなポーズをさせてしまった。
ゆるく巻かれたセミロングの髪。
まるでハーフのような、目鼻立ちのはっきりした綺麗な顔。
抜けるように白い肌。
抜群のプロポーション。
そんな、ヴィーナスのような美女が、恥ずかしげに僕の要求したポーズをして、見つめてくる。
僕は心の衝動を抑えきれず、彼女のすぐ近くまで行ってスケッチを始める。
もっと近くで、最高に綺麗な彼女を見たい。
まばたきするのも惜しいくらいの気持ちで、彼女を夢中でスケッチした。
はずかしそうにポーズをする須王は、彼と深い仲にはなっていないように見えた。
今なら、まだ間に合うんじゃないか?
彼と深い仲になる前に、僕を見て。
今なら、彼を忘れさせてあげれるかもしれない。

