DVDのレンタルを淡々とする。 8時。 もうそろそろか・・・。 と高鳴る心臓を抑え時間が来るのを待つ。 僕は、気にしないふりをしているつもりが、自然と店の入口を見てしまう。 すると、 長い茶色の髪をひらひらと揺らしながら、店に入ってくる彼女。 店の雰囲気がガラリと代わり おしゃれなお店に感じる。 ぼんやりと彼女を見ていたら、 猫のような綺麗な目と目が合ってしまった。 僕は、はっと息を呑む。 目を逸らし、レジに来た客の接客をする。