『ねぇ、恵美、 海斗くんが彼氏になったからって、調子に乗らないでよ…

これから起こる事…全部…
理恵が…悪いんだから…』

ものすごい、低い声で

恵里奈が声に出してるなんて、全く

想像も、つかなかった。

少し自分の肩が震えるのが分かった。

『えっ…どういうこと?』

聞き返すと…

『うんうん。 なんでもない!
早くしないと、昼休み、終わっちゃうよ!
教室戻ろう〜
祐奈も待ってるでしょ?』

『…? そっ、そうだね。
行こう!行こう!』

違和感は、残ってたけど、

別に、何にもない、きっと大丈夫
と、さっきの恵里奈の発言を

スルーした。