『あーなんか2人といると、
幸せだなぁ〜
祐奈は、しっかりしてて、男前で、
美人と格好良さ兼ね揃えてるし、
理恵は、ほんわかして、
彼氏いるし』
『えっ、えっちょっと恵里奈、
私だけなんか褒めてないでしょ⁉︎』
私は、恵里奈に向かってミニ抗議
をした。
『えーっ、褒めたつ・も・り』
右手の人差指立てて動かして、
恵里奈は、クスッと笑った。
その笑顔で、どこかに芽生えた
恵里奈に対する、ムカッという気持ちが無くなっていた。
『それじゃあ、私、お手洗い行って来ようかなぁ〜』
『あっ、じゃあ、 私も行く。』
『わかった。行ってらっしゃい〜』
祐奈を教室に、置いて
私と恵里奈はトイレへ向かった。
『恵里奈、昨日の月9みた?』
『…。』
『? どうした?』
トイレへ向かう間、恵里奈は
私の言葉に全く
反応してくれなかった。
