こんな話しをしてたら、 あの林の道になった。 あたしは秀のお腹に まわした手の力を 強めた。 =====この林を 抜ける道===== =====毎日毎日、3年間===== 「卒業まで後1年、 よろしくね運転手。」 「はい」 来年、自転車じゃなくて、 車になって秀はずっとずっと あたしの送り迎えをする。