反省だ、反省。私は自分を過信していた。
プライベートと仕事は別だと思っていたつもりでも、浮かれていた。甘い、もっとちゃんとしないと。
安藤とのことも、ちゃんとしなきゃ。
でもどうしたら良いだろう。私がぐだぐだ考えることを、安藤は一蹴する。それは良いんだけど、それだと話し合いにならないというか。
あ、と立ち上がる。
そうか。私、話し合いたいんだ。
鞄を持って椅子をしまう。電気を消して廊下に出て、携帯を出した。
出張だと言っていたけれど、たぶんもう帰ってるはず。
その電話番号を呼び出す。
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