てか、安藤はどういう気持ちでいるのだろう。

Tシャツを脱いで考える。昨日の私は今日の私にそんな難題を残して眠ってしまったけれど。

着替えてリビングに戻る。ちょうど安藤がご飯を置くところだった。

「おいしそう!」

座って手を併せる。お腹は空いてないけれど、安藤のご飯を食べられるのは嬉しい。

「どーぞ」

私の後ろに位置するソファーに座って、再度新聞を読み始めた。

「今日予定あんの?」

「ん、特にない」

お味噌汁と鮭の切り身とお浸し。しかも少な目になっている。

ここは素敵レストランだろうか。