ほんもの。


さ! と先輩は立ち上がった。

「お手洗い行ってこよっと!」

「私もお供します!」

「いらぬ!」

「二人とも声大きいですから」






休憩室へ行くと、安藤が缶コーヒーを飲んでいた。

「お疲れさまです」

「お疲れ様です」

「やっと一段落したんですよ」

「おめでとう」

自販機のボタンを押した後に硬貨をいれる前に、チャリーンと音がした。安藤が隣にいる。